時間を無駄にしないために絶対知るべき心構えと簡単な行動  

 

こんにちは、chicken読書です。

今回は「時間革命(堀江貴文著)」から時間を無駄にしないための心構えと行動について自分の考えを含めながら紹介します。

 

 

時間革命 1秒もムダに生きるな

時間革命 1秒もムダに生きるな

 

 

 

まず始めに普段の業務を効率化させる時短術といった実用的なアクションを知ることを目的としている方には、この記事は適していないかもしれません。もちろん明日に繋がるアクションも紹介はします。しかし、この記事は人生の中で時間をどのように使うべきなのかといった時間に対する捉え方や思考法を知りたい方の方が向いているかと思います。

 

 

ご存じの方も多いかもしれませんが、著者の堀江貴文さんは現在、IT、保険福祉、飲食、メルマガ、ロケット事業、EC、教育などありとあらゆる分野の第一線で活躍していらっしゃいます。そんな堀江貴文さんが最も大事にしているものがお金や地位などではなく時間だといいます。堀江さんに言わせれば「time is money」ではなく「time is life」だそうです。名言ですね。

 

 

そんな堀江貴文さんのこれまでの経験と知識に基づいた時間に対する考えかたから、時間に対する常識をひっくり返しましょう。

 

 

 

 

 

1 時間を無駄にする人とは

まず、時間を無駄にする人とはどういう人か。

結論から言うと

「自分時間を生きず他人時間を生きている人」

です。

「自分時間」とは好きな仕事や趣味、気の合う仲間との飲み会などのやりたいことをやっている時間のことです。そして、「他人時間」とはやらされている仕事、通勤、したくもない電話やメールなどです。

 

ただ、ここで

「時間を無駄にしたと感じるのは、やる予定ではなかったゲームをだらだらとやってしまい、やろうと思っていた資格の勉強を出来ずに一日をつぶしてしまった時だ。けれど、ゲームはその時はやりたいと思ったことだし、自分時間を過ごしているのに時間の無駄を感じているじゃないか。」

などといった意見もあるかと思います。

 

このような意見に関して思うのは、やろうと思っていた資格の勉強などは本当に自分がやりたいと思っていたことなのかということです。会社に取れと言われたから仕方なくとるのではないでしょうか?これは自分の意志で行動していない、行動させられている状態、つまり他人時間のために時間を使う予定だったということです。

 

このように世の中の人は、知らず知らずのうちに他人時間を生きることが大切なことだと思うようになっているのです。

堀江さんはこの事実に無理やり自由を奪われ生活である刑務所生活で気づいたらしいです。

 

自分はしっかりと自分時間を生きているのかどうか今一度自分を見つめなおしてみてはいかがでしょうか?

 

 

2 時間を無駄にしないための思考術

時間を無駄にしないための思考術、つまりは自分時間を生きるための思考術と言い換えられます。

 

他人時間を作るのは自分

前章で他人時間について説明したが、「他人時間は他人に押し付けられるものだから他人が悪いんだ」と思っている方はいないでしょうか?

しかし、残念ながら他人時間を作っているのは自分であり、その理由はあなたが「悩んでいるから」だといいます。堀江さんは悩むのは物事を前向きに進めるのとは違うといいます。

悩んでいる状態とは、何かやりたいことがあっても、世間の目を気にするプライドが邪魔している状態だといいます。

「失敗したらみんなになんて言われるかな」

「大企業を辞めて小さな会社で働くのは恥ずかしいかな」

といった具合です。

 

しかし理由が分かったからと言って完全にこのような悩みを消すのは非常に難しいと思います。そこで、まずは自分が今本当に何やりたい事がなにかを見つけることから始めてみてはいかがでしょう?

 

 

得意なことに集中投資

まず、本当の意味で時間革命を起こすには他人を使うしかないのです。

自分以外でもできることは専門知識や適性のある人に任せて、自分の得意分野に集中するのが全体としての効率が良いのは言うまでもありません。本書では「そもそも会社に赤の他人同士が寄り集まる意味はそこにしかない」とまで言っています。

 

つまり、具体的には料理が苦手、興味がない人は全部外食にしてしまえばよいのです。食事を作っている時間を、自分の好きな趣味や仕事にあてた方が生活としての満足度は上がるのではないでしょうか?

 

ただ、注意しなくてはいけないことがあります。上の食事の例では該当しませんが、仕事などをチームで取り組み、何かを他人に任せる際、あなた自身も相手に対してバリューを発揮しなくてはいけないということです。任される側も気持ちよくなる任せ方が出来ない人は必ず信頼を失いしっぺ返しを食らいます。ここだけは注意しながら他人を上手く他人を頼りましょう。

 

努力するなハマれ

ハマる、夢中になると聞くと何もかもにすごいエネルギーを注ぎ込むようなアクションをイメージしているのではないでしょうか?

堀江さん曰く「顔を真っ赤にし、髪を乱しながら前後の見境がなくなるくらい必死になることではない。おもちゃがたくさんの部屋に放り込まれた子供が夢中になって遊ぶ様に近い」とのことです。

誰でも楽しくて時間が過ぎてしまったなどの経験はあるでしょう。その感覚に近いと思います。何事もおもちゃで遊ぶ感覚でこなすことが出来れば、疲れる感覚もなくストレスを感じる時間も低減できるでしょう。

では、具体的にはどうすればこのようなハマった時間を過ごせるのか?

それは体感時間を基準にするといいといいます。

とてもかわいい女の子(イケメン男子)とデートする時間の方がつまらないおばさん(おじさん)とごはんに行く時より時間が短く感じるでしょう。このようなあっという間に過ぎてしまうことで予定を埋めてしまうことが目標となるわけです。

そして、ハマるためにもう一つ工夫が出来ます。それは自分ルールを作ることです。自分の頭でルールや仕組みを考えたものに対して人間はのめりこみやすいものです。

例えば普段の会議がだらだらと30分過ごすものであったのであれば、5分でこなす進行法を自分で考えだしたら、会議に今までより集中できるでしょう。また、早起きに成功したら夜に好きなスイーツを一つ食べてよいなどでもいいと思います。

簡単な例ですが、自分で考えたものは守りたくなり、熱中していくものなのです。

 

3 時間を有効に使うために実践できる簡単行動とは

自分時間の棚卸

まずは自分時間をどれだけ一日、1週間の中で使えているのかを書き出して計算してみるといいでしょう。目に見えるようにして実感することが大切です。自分が納得して自分の意志でどれくらい生きることが出来ているのかを把握することが出来るでしょう。

想像より少なくなったのではないでしょうか?

 

ニュースアプリをダウンロード

情報を浴びること。堀江さんは悩まず行動に移す人と行動を起こせない人の差は情報をたくさん仕入れているかどうかであるといいます。

「現代は情報過多である。情報が多すぎて動けなくなる。」という意見があります。ここからは堀江さんの経験ですが、そういうことをいう人は大した情報を持っていない。中途半端な情報に触れて満足し身動きが取れなくなっているといいます。大事なのは情報に浴びるように触れ、気になるニュースなどに一言コメントを加えてアウトプットで終わるだけです。堀江さん自身もLineニュース、スマートニュース、NewsPicks、グノシーなどの一般的なアプリしか使っていないといいます。

明日から、ニュースアプリを3つはダウンロードして気になることを見つけて、それをすぐに行動に結び付けてみて下さい。

 

5分10分の隙間タスクをリスト化

メンタリストのDaiGoさんも語っていましたが時間が限られた隙間時間は集中が出来る黄金の時間だといいます。そうと分かれば利用しない手はありません。

今すぐやるべきことは一日のタスクの中で5分、10分で終わる隙間タスクをリスト化することです。そして、次の日から移動中の5分間、案件と案件の間の10分間などの黄金時間にリスト化したタスクをいれ、有効に使いましょう。

 

他人への無駄なお節介をやめる

最後に他人への無駄なお節介をやめることです。これは他人時間を生きることに繋がります。ただし、これは他人を無視して自分本位に活きろというわけではありません。前提として、他人の時間を奪うことに繋がることなどはもちろんNGです。結果的に相手との人間関係に軋轢が生まれ、ストレスがかかり余計な時間を使うことになってしまうでしょう。

そのため、相手に関わるときは自分の時間を使うに値する関わり方かどうかを一度考えるのが大事でしょう。

もし、芸能人の不倫騒動などのゴシップネタに対してコメントをわざわざしている人がいたら明日からやめましょう。これこそ自分の時間には全く関わらない他人事です。しっかりと自分時間を使うべきことかを見極めるようにしましょう。

 

 

 

いかがでしたか?

今回の記事の内容は人生論にもつながる話で、いきなり「他人時間にしか感じないから仕事を辞めよう」などと実践するのは難しいことが多いと思います。しかし、自分がどうあるべきなのかという理想の形について考えるきっかけになるのではないでしょうか。

本書にはこの記事では紹介できなかった有益情報が他にもたくさんあったのでぜひ一度読んでみてください。

時間革命 1秒もムダに生きるな

時間革命 1秒もムダに生きるな